- ・軽井沢は寒い!
- ①温度
軽井沢は標高1,000m。山の上ですね。夏は避暑地として快適でも、冬は−10度、−15度となります。本当に寒い!聞くところによると、北海道の札幌と同じだとか。。。本州で一番寒い町(?)とかも聞きます。長野県のお天気予報を見ていると、他の地域に比べてもダントツ寒いのは軽井沢。移住を考えている方々、特に温暖な地域や都会から来る時は、覚悟した方が良いと思います。最初の冬は格別辛いです。。。
車のウィンドウが凍結して開かなくなることは日常茶飯事。
仕事を終えて夜中に帰るときは、ドアすら開き辛くなることもあります。
買い物を済ませた野菜など、うっかり車内へ置きっぱなしにすると凍結します。
要するに、冷凍庫の中で暮らしているのです。ビール缶は破裂するかも。(それは未だない)
車には、瞬間解凍スプレーやヘラが必須。霜がウィンドウに張り付いて、なかなか発進することが出来なくなります。皮シートの車もきっと寒そう。
②水道管
寒いだけなら何とかなりそうだが、寒いと水道が凍結します。破裂するんです。かく言う私は、引っ越して来た当日に水道管を破裂させ、その日はトイレもお風呂にも入れることができませんでした。
その後、そのシーズンだけで凍結させること十回近く。水道屋さんがあまりにも気の毒に見えたようで、最後は出張料金を大幅に安くしてくれました。
原因は
1,築二十数年の古い別荘を購入したので、コンクリートに埋め込まれた箇所の電熱線が切れて居るらしく、その管は水抜きは不可欠となっていた。
2,水抜きに不慣れで不十分だった。
3,寒さに対しての考えが甘く、「今日は暖かいから大丈夫だろう」とか「家を温めたから大丈夫だろう」とか、完全に認識不足だった。
今では各部屋に温度計を設置。朝起きると確認。夜寝る前に確認。
* 新築や、中古でもそれなりの金額のお家には無縁な事ですね (^^;)
③光熱費
冬になると電熱線を点けっぱなしにするし、他にもファンヒーター、床暖房、敷毛布? とにかく、光熱費がかかる、かかる。
こちらに来る前は、平日はほとんど家にいなにので光熱費は安かった。夏の暑い日に、クーラーをガンガン効かせても、2万円はいかない。。。水道代なんて3、4千円くらい。。。友人に「本当に洗濯しているのかっ!?」っと言われた事もあります。
軽井沢は下水道使用料も高く、ガスもプロパン。光熱費を抑えようと思っても、とっても無理な話。北海道では光熱費の補助金は出ると聞いたことがありますが、軽井沢でもどうですか?
そして光熱費を減らす最大の方法は、何と言っても家の造りと断熱です。中古の家を買うときは、ご注意下さい。まず、リフォームは考えて置いた方が良いと思われます。しかし、夏だけの使用を考えている方は大丈夫かもしれませんね。
また良く東京の方は、建築家も業者も連れてきて別荘を造る方もいると聞きますが、トラブルも結構あると聞きます。
昨年リフォームしたときに、親戚の東京の工務店さんに御願いしましたが、知り合いの地元の業者さんも一緒に御願いしてやっぱり良かったです。東京の電気屋さんがアースを差した時、どんどん奥まで刺さってしまい、びっくりしたそうです。軽井沢は軽石が積もっているから、東京では考えられない程深くまで入るそう。某別荘地は4メートルも入っちゃったとか、笑いながら地元の業者さんは教えてくれました。
何かあったとき、咄嗟に来てくれる頼もしい地元の業者さんも絶対に必要。都会では思いもしないトラブルが出ます。例えば猿が配線にブル下がって切っちゃうとか、キツツキが壁の高いところに穴を開け、スズメバチが出入りしているとか。。。。
- ・軽井沢値段
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①軽井沢は「軽井沢値段」
東京と同じなわけがありませんよね。。例えば建築やリフォーム。。。
建築関係で言うと、軽井沢は山の上で、建築できる期間も自ずと決まってきます。建設が同じ時期に集中するわけで、業者さんも大忙し。割引く理由なんて有りません。
おまけにお金持ちの別荘族が多く、業者さんもはっきり言ってそういう仕事に慣れているので、チマチマした庶民派には多少、辛いわけです。
しかし、10月ともなるとさむ〜い風がぴゅーぴゅー、凍りつきそうな中を、高い足場の上で作業している人を見ると、東京と同じなわけ無いかなぁ〜とも思います。
②ガソリンは高いです。
運賃も掛かるし、都会より10円くらい高いです。佐久に行けば安いかと思いましたが、こっちも高い。途中の宇佐見辺りが一番安いかな?
③食材も安くない
返って競争原理があり都会の方が余程安いです。
珍しいものは売っていますけれど。(^_^;)例えば”熊の肉””鹿の肉””知らないキノコ”などなど
- ・湿気
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①苔=湿気
軽井沢のガイドブックなどを見ると、苔むした美しい庭の別荘などが掲載されています。しかし、苔むしていると言うことは、もの凄い湿気があると言うことです。
特に旧軽井沢の湿気と言ったら。。。中軽井沢は大分違いますが、それでも洗濯物が乾きません。旧軽井沢にある高級別荘では、一年中除湿器は付けっぱなしにするそうです。
中軽の我が家でも、除湿器は2つ。6月や9月は点けっぱなしです。除湿された水は、直接外へ排水しています。(ただ壁に穴が開いているだけですが。。(^^;))
湿気が多いので、”かまどうま”がいます。その昔、トイレに居たアレです。(歳がばれちゃう!)引っ越して来たとき、地下の物置小屋はかまどうまで一杯!カシャカシャという、彼らの這う音がして、ぞぞぞーーっとなりました。が、東京の黒々とした大きなゴキブリよりは、何倍も良い。(人にも依りますね)
ある意味、大変美しい立派なかまどうまがココ彼処に出ましたが、最近はもうほとんど出ません。出てくると我が家の猫たちの餌食になります。KやMはただ遊ぶだけですが、Tはもぐもぐ食べてしまいます。。。
そして靴箱。除湿剤をガンガン入れておいてもかびます。
これには相当困っています。とうとうブーツやよそ行きの靴は、2階のクローゼットへ移動させました。
- ・軽井沢の夜は早い
- ①コンビニ
軽井沢のコンビニは11時まで。都会から来る人は戸惑います。夜中にふらっと入るコンビニが無い!チョコレートやアイスクリームが食べたくなっても買えない!小腹が空いたら隣の御代田まで行かないといけません。
でもこれってダイエットにはいいかも。夜食食べないで済むし。。。今ではすっかり慣れました。
②スーパー
隣町の御代田の西友(夜なら軽井沢駅から車で20分位かな)は24時間営業!これって使えます。(自分は行ったことありませんが)
夏、渋滞を避けて夜中に来る方々も多いかと思います。そんなとき、御代田の西友で買い出しするのは良いかも。
夏だと18号沿いの「マツヤ」も11時まで営業しています。冬は9時まで。「ツルヤ」は8時まで、夏も同じだと思います。(中軽のジャスコは一昨年に営業を終了しています。)
呆れるのは夏のスーパーです。先ず、あのバカでかい「ツルヤ」の駐車場が一杯で、駐車場待ち渋滞が起こります。お陰で周りの道も混雑します。地元の人は近づきませんね。
また、売っている商品も夏や土日などでは変わります。宮崎牛2枚で2万とか、バーベキュー用の蟹とか。。。呆れながら眺めていると、別荘族の方々、買っていくんですよ〜。牛肉なんか、高い物から無くなってく。。。
こっちはお刺身一皿480円のにしようか、奮発して680円のにしようか迷っていると、隣で塊3000円だか4000円だかのトロマグロをヒョイと持って「これ、筋、ございません?」とか店員に聞いている。。。「万が一有ったとしても喰え〜ぇっ」と心の中で叫びました。
また他の日では、とても上品そうなご婦人2人。年配の方がもう一人に何やら耳打ち。その人はきっと商品の値段を尋ねたみたい。「xxx円でございます」とか、きっと答えたんだと思います。それを聞いたご婦人「まぁお安い!」っと大きな声で驚いていらっしゃいました。。。なんの商品だかは判りませんが、きっとお安かったんでしょう。。。。
軽井沢駅近く、18号沿いに「ヤオトク」があります。このお店は夏は11時まで。普段は9時まで営業しています。このお店はワインが沢山置いてあります。
③冬の軽井沢の18時は東京の0時。。。
と思うくらい、冬は人がいません。
(2009年5月現在、大分人が増え、夜もそこそこ人が歩いているようになりましたよ)
引っ越してきた年は特にそう感じ、なんかもの哀しくなっちゃいました。最近は慣れてきたので当初ほどは感じません。反対に、仕事が長引き夜中に帰宅する途中で人が歩いていると、返って驚いて仕舞います。
朝が明け始め、空がブルーになる頃が一番好きです。早く寝なきゃ!っと思う気持ちと、だんだん明けていく空を眺めていたいという気持ちが葛藤します。朝焼けの浅間は本当に美しい。ほんの数分の内に、刻々と色が変わって行く様子を見ながら「軽井沢に来て良かったなぁ」としみじみ思います。
- ・ゴミ出し
- ①塵芥処理場
軽井沢は、別荘地が多いため、ややこしい?地元の人は、直接塵芥処理場へ持ち込む人も多いみたい。もちろん、地域毎に収集場はあるようです。しかし、別荘地内に住んでいる我が家は少し特殊です。私が住んでいる別荘地は、とても管理が良くしっかりした収集場があるので大変助かります。ゴミを出すときはちゃんと分別し、名前も書くようにしています。
しかし、ビンや電池、雑誌や新聞、不燃ゴミなど塵芥処理場へも月に1度は行きます。そこで働くおじさん達は目を光らせていて、少し怖い。(笑)
ちゃんと分別して持って行っても緊張してしまうのは私だけでしょうか?
会社から出た産業廃棄物は、佐久にある[ E-Stage ]へ持ち込みます。
TVで特集されていますが、軽井沢には猿や熊が居るので、ゴミを出す時は気を付けなければ行けません。施錠する収集場ではしっかりする。また夜のゴミ出しは危険です。熊が近くに居るかも知れないからです。
引っ越してくる前は、生ゴミのコンポストを作るつもりでしたが、野生動物が依ってくるのでNG!急遽、生ゴミ処理機を購入しましたが、少々臭います。。。 軽井沢町でも生ゴミ処理機には半額の補助金が出ます!
②ゴミ袋
軽井沢指定のゴミ袋はスーパーなどで購入出来ますが、少々高い。でもこれはしょうがないです。別荘地に遊びに来る人達も、ちゃんとこれを購入してゴミを捨てて下さいね。
- ・スローライフなのかなぁ?
- ①銀行
軽井沢には都市銀行がありません。最初、これには困りました。会社関係や、給料の振り込み、諸々の引き落とし。。。でも今はネットを使って巧く利用しています。打ち合わせなどでしばしば東京へも行くので、どうしても必要なときはそう言うときに用事は済ませるようにしています。
八十二銀行に口座を作り、日々はこちらを使うようになりました。が、慣れている番号札を取る機械もないし、順番待ちの表示もなし。何はともあれ直接、開いている窓口に行けば良いんです。最初は「あれ?」っと思いました。
また、窓口のお姉さん、とても親切で、言葉もゆっくり。。。いつも慌ただしく銀行へ行って用事を済ませていた私は、最初、イラッとしてしまいました。ごめんなさい。
②請求が来ない?
請求書が来ないんです。簡単な工事やなんか。。。して頂いても。待てど暮らせど来ないので電話で「請求書を下さい」っと言うと「あっ忘れていました!」との答え、結局未だ来ません。そんな事が2回ほどありました。また知り合いからもそんなことを聞きます。都会では信じられない事でしょう?
③軽井沢の人
小諸方面の方々に言われたことがあります。「軽井沢の人達はなんかつんつんしている」って。軽井沢には都会から大勢の人が来るし、移り住んでいる人も多い。元々地元の方々も都会人のようで、最初から全く違和感が有りませんでした。が、そういう所が「つんつん」しているように感じられるのでしょうか?軽井沢は所謂田舎とも違うけど、やはりスローな所もあって私達には程よく住みやすい。特に我が家は別荘地なので近隣とのお付き合いも無い。共働きで、子供もいないのでPTAも関係なし。そうするといろいろな情報も全く入ってこなくなる。それは困るし、面白くないので、会社の近くにあるカフェや習い事など、自分のペースで和を拡げています。人付き合いも自分で調整?その分、返って辛くなる場合もあるようです。
- ・治安
- 那須もそうだと思いますが、天皇御一家が保養に来られますし、その他の有名人著名人の方々が来ます。パトカーが町内をグルグルと目立つとき、「誰かが来るのかな」と、つい思います。
東京のように警官が自転車でパトロールしている姿は見かけませんが、パトカーはよく見ます。そしてねずみ取りも良くやっています。(^_^;)
高級別荘にはセコムのシールが貼ってあるし、別荘地によっては、夜間パトロールもしています。
私は治安は良いと思いますが、小さな町は軽井沢が初めてなので、他と比べようがありません。
シーズンになると軽井沢駅付近では、飲酒運転の取り締まりが厳しくなりますよ。
うっかり道路に駐車したまま仕事を続けてしまい、駐禁を2回取られました。
人っ子1人いない道で、どうして駐禁よぉーー!?(T_T)と思いつつ、夜中に警察に行くと、「飲酒運転を取り締まるつもりだったんだよ」と説明がしてくれました。「あなたがお酒を飲んでいない事は判りました」って。じゃぁ、大目にみてよーーーって、してくれるわけないか。
そんな訳で、駐禁もよく取られるので、500円をケチっちゃいけません。
- ・軽井沢ブルー
- 軽井沢に限らないかもしれませんが
有る程度の年齢で、移住するといろいろと弊害が出てくる場合もあるようです。第一もう既にその人のアイディンティティーが出来上がっているので、それを受容できない環境では暮らすのは大変です。
軽井沢には私達のように夫婦2人で移ってくる人達も多いようで、そう言う場合は、ご主人は薪割りや大工仕事など、新鮮で楽しい事が沢山あって飽きず、片や奥様は、お友達も居なければ、買い物にも気軽に行けず、曇りのお天気が多い軽井沢の暮らしぶりに耐えきれず、軽井沢ブルーに落ち込む事になる。。。
もちろん、その反対も有り得ますが、聞くところに依ると断然奥様がブルーになる場合が多いみたい。
いろいろな事に興味を持ったり、面白がったりして楽天的な性格でないと、少し辛いかも知れません。移住した後の日々の生活の事もよく考えた方がいいですよ。ご主人がまだ働き盛りの場合、奥様は一人で軽井沢で過ごすのだから。。。。
かといって、定年後になんて悠長な事は言っていられません!体が付いてきませんから。移住が希望なら、早くその土地に来て、年を取るまでに慣れた方が絶対に良いです。こちらに来たとき、主人は48歳でしたが、タイムリミッドだったと今、話しています。通勤も軽井沢はなら、新幹線で東京まで一時間チョッとですから。
- ・移住者と住民
- ---準備中---
- ・深夜族
- すぐには都会の生活スタイルは抜けない
シーズン中の軽井沢、
食事時はどこも混んでいて直ぐに入れない割に、うかうかしていると軽井沢のお店は直ぐに閉まってしまいます。
昼間賑わっているプリンス界隈も旧軽のお店もあっという間に閉まってしまいます。
比較的遅くまでやっているレストランは星野エリアにあります。
村民食堂やハルニレのレストランは10:30ラストオーダーで11時まで営業してい
るお店もあります(確認してね!)。
頼みのコンビニも夜の11時で閉まって頼りになりません。
閉まる間際に駆け込んでも特に混んだ日は、もうめぼしい食い物は残ってなかったりします。カップラーメンか?
それを過ぎてしまうと、飲み屋さんに行くか、隣町まで出るしかありません。
西に行くか、東に降りるかは迷いますが、釜飯の荻野屋も24時間営業を止めてしま
った今、多分西の方が開いているお店は多い。
御代田には深夜軽井沢から流れてくるお客さんを目当ての外国人ホステスのお店が
以前は多くあったみたいです。私は良く知りません。
その御代田の西友は24h営業してます。
佐久まで降りれば、普通の田舎の都市で、都会で見られる Dennys のようなファミリーレストランも普通にあって、深夜まで営業してます。
夜中、道は空いてますが、R18 バイパスは皆飛ばしてますから夜時々大きな事故が
あります。運転には要注意です。
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